50代になると、若い頃とは違った急な出費が増えてきます。家電の故障、車の修理、家のメンテナンス、医療費など、「いつ必要になるか分からないけれど、いつかは必要になりそう」というお金もあります。
前回の記事では、『50代から備えておきたい急な出費』について考えました。そこで今回は、「急な出費に備える予備費は、いくらくらいあればいいの?」ということについて、わが家の場合も含めて考えてみたいと思います。
そもそも予備費とは?
わが家では、毎月の生活費とは別に、突然必要になったときのために置いておくお金を「予備費」と考えています。なお、ここでいう予備費は、収入が減ったり途絶えたりしたときに生活を支えるためのお金ではなく、家電の故障など、予定外の出費に備えるためのお金として考えています。
例えば、家電が突然壊れた、車の修理が必要になった、病院代が思ったよりかかった、家の修理が必要になった、冠婚葬祭など、予定外の出費があったこんなときに使えるお金です。生活費の口座に余裕がないと、突然の出費があるたびに貯金を崩したり、場合によってはカード払いに頼ったりすることになります。そのため、少しでも「急な出費専用のお金」を用意しておくと安心です。
50代の予備費はいくら必要?
「予備費は〇万円あれば大丈夫」と一律には言えないと思っています。持ち家か賃貸か、車があるか、家電の使用年数、家族構成などによって、必要になる金額がかなり違うからです。
わが家で想定している金額の一例
家電用:10〜20万円 冷蔵庫や洗濯機など、大型家電が壊れたとき
車関係:5〜10万円 修理やタイヤ交換など
医療費:5〜10万円 通院や検査などが重なっ たとき
住宅関係:10〜20万円 突然の修理や設備交換など
このように、急な出費として10万円、20万円単位のお金が必要になることもあります。わが家の場合は、まず30万円を一つの目標にしてみようと思います。
わが家の場合、何に備えておきたい?
わが家の場合、特に心配なのが「家電」「車」「住まい」にかかるお金です。長く使っている家電も増えてきたので、いつ故障してもおかしくありません。車も生活に必要なので、突然修理が必要になれば「お金がないから直さない」というわけにもいきません。さらに、住まいも年数が経ってくると、これから少しずつ修理や交換が必要になる可能性があります。そのため、わが家では一つ一つの出費に完璧に備えるというより、「何か一つ大きな出費があっても対応できる金額を持っておく」という考え方が現実的かなと思っています。
わが家の目標は、まず30万円
家電、車、住まい……。すべてに備えようと思うと、かなり大きなお金が必要になります。でも、教育費や老後のお金も考えなければならない50代。予備費だけに何十万円、何百万円と用意するのは、わが家には難しいです。
そこで、まずは予備費30万円を一つの目標にしてみようと思います。でも、30万円あれば、すべての出費をまかなえるわけではありません。それでも、突然10万円、20万円の出費が発生したときに、予備費が0円なのと30万円あるのとでは安心感が違います。
わが家の最初の目標は30万円ですが、いきなり30万円を用意するのが難しければ、まずは10万円を目指す。10万円貯まったら30万円、余裕ができたら50万円へ。そんなふうに小さく区切って考えてもいいのではないでしょうか。段階的に増やしていく方法なら、無理なく続けられそうです。
予備費はどこに置いておく?
予備費は、すぐに使える普通預金に置いておくのが分かりやすいと思います。予備費は「増やすためのお金」ではなく、必要になったときにすぐ使うためのお金だからです。
わが家でも、生活費 → 毎月使うお金、予備費 → 急な出費に備えるお金、NISA・iDeCoなど → 将来のためのお金、というように、目的を分けて考えていきたいと思っています。
予備費を貯めるために、やってみたいこと
一気に30万円を用意するのは難しいので、少しずつ増やしていく予定です。
例えば、毎月5,000円〜1万円を予備費に回す、臨時収入があったら一部を入れる、節約できた月は少し多めに入れる、予備費を使ったら、また少しずつ補充する、毎月1万円なら、1年間で12万円。金額が少なくても、「予備費を作る」という目的を決めて積み立てることが大切だと思っています。
《まとめ》
わが家に合った金額から始めればいい
50代になると、家電、車、住まい、医療費など、突然まとまったお金が必要になる場面も増えてきます。だからといって、最初から大きな金額を準備するのは簡単ではありません。
わが家も、教育費や老後資金など、これから必要になるお金がたくさんあります。だからこそ、まずは10万円。次に30万円。余裕ができたら50万円。というように、小さな目標から始めてもいいのではないでしょうか。
「いくらあれば絶対安心」という金額を探すより、わが家で起こりそうな出費を考えて、自分たちに合った金額を少しずつ準備する。それが、50代のわが家には合った予備費の作り方だと思っています。
次回は、『50代から始める特別費の積み立て|急な出費に慌てない家計管理』についてお話します。